「暮らしの中に息づく棚田―日本の原風景の村を訪ね歩いて―」を出版しました。日本の棚田百選に選ばれた134地区を著者上田三夫氏が写真と文章で紹介しています。
写真は、福岡県八女郡星野村の「広内・上原」の棚田。
「浮羽から県道52号線で合瀬耳納峠を越えて道を下っていくと右手に棚田が現れてくる。県道沿いには棚田展望所があり、ここから正面に見える石積みは見事の一言に尽きる。案内板の記述によると、高低差が230mのところに137段の石積みが設けられ、425枚の田が作られているそうだ。高低差が大きいために、一つ一つの田圃の幅は決して広くない。しかしそれらの一つ一つが山肌に絡みつくように、まさに天に昇るがごとく開拓されているのだ。」(本文94pより抜粋)
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