2011年3月26日

街に出かけました

 地震から2週間たちました。被災地の1日も早い復興を願いますと同時に、精一杯応援をいたします。みなさまの心が明るくなるような記事をお届けしていきます。
 (※地震の前にお知らせしました「tea time style」の連載はほんの少し延期させていただきます。)

 いろんなことがすっかり止まって、不安な毎日をおくられている読者さまも多いかと思います。
 東京都内と近県の街でも節電のため、ほとんどの商店が営業時間を短縮などの措置を取っているところが多かったですし、原発の動向もあって、なるべく外出を避けなくてはならない2週間でした。

 閉じこもりがちな毎日に気分もちょっと落ち込み気味でした。でも、先日の木曜日、思い切って出かけてみたのです。
 アトリエJunkoさんのテーブルウェアの催しに足を伸ばしました。新宿の伊勢丹本店の5階です。

 デパートにはちゃんと春のバッグや靴が並んでいて、買い物客がちゃんといましたよ。あたりまえのことなんですが、そのあたりまえの風景がとてもうれしく感じられました。卒業式があったのでしょう。エレベーターの中で、袴姿のお嬢さんと乗り合わせて、なんだか得をしたみたいな気持ちになりました。

 5階の一画にアトリエJunkoさんのコーナーが見つかりました。
 風がそよいでいる森のような空間です。草の葉がゆれたかと思ったのは、葉っぱが折り込まれたクロスでした。潜んでいる小鳥は胡椒入れでした。水が動いたように見えたのは、シャンパンクーペの光でした。しっとりと落ち着ちついた茶色に、グリーンとガラスの光の軽やかなコントラストがきれいでシックなテーブルです。コーナーをぐるりと一周するだけで、「ゆとり」を目からたっぷりいただきました。
 今はたいへんな毎日だけど、いつかはこんなテーブルで食事をしたいなあと、楽しい夢を描くことができました。
 ときどきは息抜きをしに、街に出ませんか?
 伊勢丹デパートのAtrelier Junko Tableware Collectionは4月5日(火)までです。
 また、4月13日(水)〜4月19日(火)の一週間、日本橋三越本店5階でもテーブルセッティングを展示するそうです。「風薫る初夏のおもてなし」というテーマです。
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お皿はリモージュのアギーレシリーズ。睡蓮の葉の形のポットスタンドはマイケル・ショーのデザイン。ガラスを上から載せると水の中を覗いているような気持ちになります。
2011年3月16日

心よりお見舞い申し上げます

 東北地方太平洋沖地震に被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 東京のこの飯田橋地区も大きな揺れがあり、物が落ちたり、壁にひび割れ等ありましたが、人の怪我はありませんでした。

 現在「計画停電」により電車の本数不足や一部運休もあります。グループに分けての停電も実施されていますし、生活物資の入手しにくい状況も続いています。余震も続いていて少しでも揺れると恐怖感に襲われます。でもこちらは大丈夫です。


 被災地の皆様の苦労は如何ばかりかと心が痛みます。自然災害の巨大さは人知で図りがたいものがありますが、日本政府はじめ、国民が総力を挙げて復興に力を注いでいます。

 とうぞ、負けずに頑張ってください。一日も早い復興、そして平穏な日々が訪れますようお祈り申し上げます。

2011年3月11日

tea time style|01お茶の時間のたのしみ

街には沈丁花の香りが漂ってきました。いよいよ春ですね。
この季節にぴったりの小さな本「tea time style」をご紹介します。
「tea time style」は昨年発行された鈴木香代さんの著書です。お茶の時間のいろいろな楽しみ方をつづったティータイムについての提案がいっぱいです。
飯田橋だよりでは、今週から来月にかけて数回にわたり、お茶の話題をお届けしていきたいと思います。
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同じ鉄観音でも、中国の安渓鉄観音と台湾の木柵鉄観音とはずいぶんと味わいが異なります。しっかりした杏のような香りの木柵鉄観音も一緒に飲み比べてみましょう。
※鉄観音はその香りの余韻が長く楽しめます。その余韻を、岩茶の岩韻に対し、音韻といいます。(鈴木香代著・tea time stayleより)
2011年3月 5日

東京大神宮の紅梅

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 3月になりました。若い女性のお参りが多い東京大神宮の紅梅が見ごろです。神社の景とあいまってほっとします。梅が終わると桜ですね。花粉は嫌ですが、暖かい春すぐそこです。時には、肩の力を抜き両口元をあげ、気持ちをリラックスさせて、今日もがんばりましょう。