地震から2週間たちました。被災地の1日も早い復興を願いますと同時に、精一杯応援をいたします。みなさまの心が明るくなるような記事をお届けしていきます。
(※地震の前にお知らせしました「tea time style」の連載はほんの少し延期させていただきます。)
いろんなことがすっかり止まって、不安な毎日をおくられている読者さまも多いかと思います。
東京都内と近県の街でも節電のため、ほとんどの商店が営業時間を短縮などの措置を取っているところが多かったですし、原発の動向もあって、なるべく外出を避けなくてはならない2週間でした。
閉じこもりがちな毎日に気分もちょっと落ち込み気味でした。でも、先日の木曜日、思い切って出かけてみたのです。
アトリエJunkoさんのテーブルウェアの催しに足を伸ばしました。新宿の伊勢丹本店の5階です。
デパートにはちゃんと春のバッグや靴が並んでいて、買い物客がちゃんといましたよ。あたりまえのことなんですが、そのあたりまえの風景がとてもうれしく感じられました。卒業式があったのでしょう。エレベーターの中で、袴姿のお嬢さんと乗り合わせて、なんだか得をしたみたいな気持ちになりました。
5階の一画にアトリエJunkoさんのコーナーが見つかりました。
風がそよいでいる森のような空間です。草の葉がゆれたかと思ったのは、葉っぱが折り込まれたクロスでした。潜んでいる小鳥は胡椒入れでした。水が動いたように見えたのは、シャンパンクーペの光でした。しっとりと落ち着ちついた茶色に、グリーンとガラスの光の軽やかなコントラストがきれいでシックなテーブルです。コーナーをぐるりと一周するだけで、「ゆとり」を目からたっぷりいただきました。
今はたいへんな毎日だけど、いつかはこんなテーブルで食事をしたいなあと、楽しい夢を描くことができました。
ときどきは息抜きをしに、街に出ませんか?
伊勢丹デパートのAtrelier Junko Tableware Collectionは4月5日(火)までです。
また、4月13日(水)〜4月19日(火)の一週間、日本橋三越本店5階でもテーブルセッティングを展示するそうです。「風薫る初夏のおもてなし」というテーマです。
お皿はリモージュのアギーレシリーズ。睡蓮の葉の形のポットスタンドはマイケル・ショーのデザイン。ガラスを上から載せると水の中を覗いているような気持ちになります。