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ちょっといいもの|テーブルウェアフェスティバルレポートその3

展示販売コーナーのブースの1店1店は小さな美術館といってもいいです。
テーブルウェアフェスティバル初体験の筆者は、今日さっそく、焼き物のお店の楽しみ方を発見いたしました。
それは、お店の方にどんどん質問すること。
こちらの展示即売ブースのデパートの売り場と違う点は「生産者が直売している」点です。
いろいろな窯や工房の作る側の工夫や歴史、器の用い方など、丁寧な説明をうかがうことができます。このお話が楽しいのです。そして、お話によって目が開かれる。器に込められた心を知ることは、美しさを発見することでもあります。この会場は宝物だらけですよ!

臥牛窯(がぎゅうがま)|(No.83ブース)長崎県
渋い土色のベースに白釉の刷毛目がつけられています。柔らかなブラッシュストロークが海の波や風の草原、空に見えます。
白うさぎや白鷺、鶴などが細い緻密な筆で書き込まれています。地紋について、お店の方にうかがうと、お店の奥に奥にと導かれました。そこで見せていただいたのは名人の酒器。白釉で描かれた動物たちのかわいらしいこと!110205_6.jpg
店の奥にひっそり置かれた徳利。うさぎは飛び跳ねそうに生き生き。まるで動画です。

畑萬陶苑(はたまんとうえん)|(No.8ブース)佐賀県
泡がきれいに立つように計算されたゆったりしたカーブのビアグラス。きゅっとしぼられたくぼみがしっくり手になじみます。光に透かすとうさぎの彫り込みが浮き上がります。
鮮やかな模様が施された、すてきなものをもう一つ。中が空洞、後ろにちっちゃな穴があいている、容器状のペンダントです。110206_1.jpg ペンダントの中に香水やアロマオイルを1〜2滴たらして使用します。香りがゆったり燻ります。