暑い夏も過ぎ、実りの秋がやってきました。写真は、東京大神宮に干されている稲穂です。
神様にお供えするための小さな田んぼより、神職と巫女が稲刈りをしたものを天日に干して自然乾燥をさせています。
「かけ乾し」といい、穂先を下にして干すことで、茎に残っていた養分をお米に集め美味しいお米にするそうです。
収穫した稲穂は、10月17日の秋季大祭と11月23日の新嘗祭のとき神前に供えるとのことです。日本のお米は、日本人の命を、ずーと育んできた食べものです。大切にし、美味しくいただきたいですね。
秋は自然の実りのとき、ブドウ、栗、梨、りんご、そして柿、いちじく、自然の恵みに感謝しつつ、食の秋を楽しみましょう。
風呂敷を ほどけば 柿のころげけり 正岡子規