エスニック料理のテーブルコーディネートは、異国情緒の演出。
使われる食器には実に多くの素材があります。竹、木、象牙、真鍮、漆、水牛の角、銀、錫など。これらを陶器と組み合わせます。色は、赤・黒・金・緑などで色味も強めのビビッドトーン。
織物をテーブルの中央に敷き、テーブルセンターやランナーとしてアクセントにしたり、木彫りの置物や真鍮でできた像のフィギュアなどを置くと、一層雰囲気が出ます。
テーブルを飾るのは辛いエスニック料理。食欲がない夏にエスニック料理が好まれるのは、辛さが身体を活性化させ発汗し、体の中を冷やしてくれるからです。
ベトナムでは、陶器のほか、漆や銀、水牛の角、木など素材がとても豊富。ランチョンマットやコースターは、竹で編んだもの以外に刺繍も有名でレースもふんだんに使われたコーディネートでした。
(*大石結子さん著『食卓の教科書。』から引用しています)
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