次にナプキンリング。これも、陶器、ステンレス、木、ガラス、組紐、ワイヤー・・・など、素材も形もさまざま。自宅にあるアイビーなどの蔓ものの観葉植物をクルッと結ぶだけでもナプキンリングに早変わり。
もともとナプキンリングというものは、家族の個人用ナプキンの目印がわりに使われたものだと言われています。黄色はお母さん、ピンクは私・・・のように、誰のナプキンかが一目でわかるようにしていたのです。
同席の全員が同じナプキンリングである必要はありません。お友達を2~3人呼んでのランチタイムなら、それぞれのイメージに合わせたナプキンリングを使ってみてはいかが。全員違うことが、会話のきっかけにもなるはず。
プレイスマットも同じ。同じマットを揃えなくても、この人には小花柄、あの人にはフルーツ柄・・・と、違うものをコーディネートしても構わないのです。注意したいのは、大きさ。違う柄でOKでも、大きさまで異なると、テーブル全体がまとまりのない印象になってしまいます。
(*大石結子さん著『食卓の教科書。』から引用しています)
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