和食器は、洋食器と比べると素材が豊富。陶器や磁器だけではなく、漆、紙、ガラス、竹、籠、大きな葉、氷なども食器として使われます。つまり、いろいろな素材を使い、楽しいコーディネートができるということです。
現代の和の食卓は、テーブルで食事をいただくため、伝統的な和のコーディネートとは異なります。洋食器を一緒に使ったり、洋風のエッセンスを取り入れた方が生活にマッチします。プレイスマットに、漆のお盆、和紙、籐で編んだマットなどを使ったり、ナプキンにちりめん調の布を使うと、より一層「和」を意識したコーディネートになるわけです。
花器も徳利や猪口、酒升、湯のみなどの純和風テイストを使うと、それだけで素敵なテーブルコーディネートになります。
(*大石結子さん著『食卓の教科書。』(優しい食卓発行)から引用しています)