テーブルコーディネートを仕事にする人たちの間に、イメージを分類する共通のキーワードがあれば、言葉のすれ違いやあやふやさが整理され、コミュニケーションがスムーズになります。
「TALK基本8分類」は、いろいろな業界のばらばらな価値観について、共通の「感性のものさし」を用いて、異業種間で共通のイメージを持とうと決めたものだそうです。
日本カラーデザイン研究所(NCD)が開発したイメージのスケールをもとに考えられています。より使いやすいように、イメージを分類するキーワードとビジュアルを8パターンにしぼっているところが特徴です。
縦軸に「soft」と「hard」、横軸に「warm」と「cool」というキーワードをすえています。色だけでなく、配色やものの様式や形状、材質などがもたらす全体のデザインなど、ライフスタイルをつかさどるいろいろなものを載せて8種類に分類していきます。
「センス」や「感性」って本来は、あいまいなものです。「こうしたいなあ」という気持ちや「あんな感じ」という夢を、テーブルコーディネートという空間で実現するために「イメージのものさし」である「TALK基本8分類」があるととても便利です。