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*その44、日本の暮らしを楽しむ

 二十四節気は立春、立夏、立秋、立冬で始まる春夏秋冬と、冬至と夏至、春分と秋分を基準に、さらに細かく、一年を二十四に分けたものです。古くから人々が季節を知り、生活の行動を起こす目安としてきたそうです。


 「雨水」は、雪が雨に変わり雪解けが始まる、ちょうど今くらいの時期のことを指します。けれど実際には、寒さがいちばん厳しい季節でもあります。今年は大雪で各地が埋まりました。
 そんな2月ですが、土の中では変化が起きています。草木の芽はふくらむ準備を、昔の日本人は「雨水」を目安に田んぼや畑仕事の支度を整え始めたそうです。

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 「今年は季節を思い切り楽しんで過ごそう!」そんな気持ちになる出版されたばかりの本をご紹介します。


 永野いく子著「日本の暮らしを楽しむ Table Coordinate」です。季節を通しコーディネートした作品が数多く掲載されています。写真はとても美しく、季節や節句や二十四節気についての解説と回想がともに綴られています。筆者の暮らしのエッセーには季節ごとの楽しいエピソードがたくさん盛り込まれています。

nihonnno_kurashi.gif 永野いく子著「日本の暮らしを楽しむ Table Coordinate」