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*その43、テーブルコーディネーターのお仕事

 テーブルウェアフェスティバル2014に行ってきました!  会場でカメラマンの友人とばったり会い、合流することになりました。  

 テーブルコーディネートの撮影をすることの多いカメラマンの友人は、わたしとは全く違う展示の見方をしていました。それが、とても勉強になりました。


 友人がふだんお世話になっているテーブルコーディネーターの先生のお仕事を追いかけて、会場中を回りました。

 食器メーカーや生産地のコーナーで、一押しの食器がティスプレイされています。その展示を考えるのが、テーブルコーディネーターです。


 飾っている人がいたのだと意識すると、ただ見るだけでなく、気合いが入ります。展示のスペースを自分で飾るような気持ちで、いつもよりじっくり、時間をかけて観察してきました。


 テーブルクロスやランチョンマット。カトラリーや箸。あくまで食器が主役の展示コーナーです。使用されている布や小物はシンプルなものばかりです。だのに、食器の柄やデザインに合わせて、テーマがはっきり浮き上がってきます。テーブルコーディネートに合わせて、まるでストーリーがわきあがってくるような感じを覚えました。


 また、食器の美しさばかりを演出するのではありません。

 歩くお客さんの目には隣のテーブルが見えています。同じコーナーの中で、テーブルとテーブルの色がかち合わないように、隣どうしのテーブルとも調和をとって、空間全体を演出していかなくてはなりません。プロのテーブルコーディネーターの仕事がどんなにたいへんなものなのかが、よくわかりました。

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