テーブルウェアフェスティバル2014に行ってきました! 会場でカメラマンの友人とばったり会い、合流することになりました。
テーブルコーディネートの撮影をすることの多いカメラマンの友人は、わたしとは全く違う展示の見方をしていました。それが、とても勉強になりました。
友人がふだんお世話になっているテーブルコーディネーターの先生のお仕事を追いかけて、会場中を回りました。
食器メーカーや生産地のコーナーで、一押しの食器がティスプレイされています。その展示を考えるのが、テーブルコーディネーターです。
飾っている人がいたのだと意識すると、ただ見るだけでなく、気合いが入ります。展示のスペースを自分で飾るような気持ちで、いつもよりじっくり、時間をかけて観察してきました。
テーブルクロスやランチョンマット。カトラリーや箸。あくまで食器が主役の展示コーナーです。使用されている布や小物はシンプルなものばかりです。だのに、食器の柄やデザインに合わせて、テーマがはっきり浮き上がってきます。テーブルコーディネートに合わせて、まるでストーリーがわきあがってくるような感じを覚えました。
また、食器の美しさばかりを演出するのではありません。
歩くお客さんの目には隣のテーブルが見えています。同じコーナーの中で、テーブルとテーブルの色がかち合わないように、隣どうしのテーブルとも調和をとって、空間全体を演出していかなくてはなりません。プロのテーブルコーディネーターの仕事がどんなにたいへんなものなのかが、よくわかりました。