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*その21、桜の下で共飲共食

 桜の開花予想が出ました。

  今年の冬、関東地方はいつもの年よりうんと寒い日が多かったのですが、このところ急に気温が上がってきました。今までの遅れを取り戻す勢いで桜の花芽が成長して、開花時期は「平年並み」と予想されるそうです。

 マップを手にお花見の計画を練る前に、お花見について調べてみました。


 農耕で生きてきた日本人にとって桜の木は、水が温み田植えの時期が訪れたことを告げる田の神様でした。

 神様である桜の木にお酒と供物を捧げ、神様と共に祝い食事する「共飲共食」の習慣がお花見の原型なんだそうです。

 寒い風に震えていた枝が芽吹き、暖かさとともに膨らんで、あるときいっせいに花開く。 

 圧倒的な花の下に立つといつも感じる、じんと心の奧を揺すぶられるような高ぶるような気持ちは、冬を乗り越えられたことを祝い、豊作への願いを桜に託してきた古代の日本人の気持ちと同じかもしれない!(ちょっと感動)。


  今年の花見のお弁当は、おにぎりだけでなく、すこしがんばってごちそうを詰めたい。そんな気持ちになります。それから、すぐに食べ始めるだけでなく、新しい年度の無事と家族の健康を願ってからいただこうと思います。

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