今まで我が家では、大皿に盛った料理に、レンゲやスプーンをそえていました。汁がたれるものや細かくて箸では取りにくいもの限定で。箸でつまめるものについては自分の箸で取っていたのです。
おかずに取り箸がつくと、自分のお皿に食べる分を取るときも、分量や形に気を配るようになります。
お箸の使い方にはいろいろなタブーがあります。
銘々の取り皿や器の縁にお箸を渡すことは「渡し箸」といって、してはいけないルールのひとつだと、インターネットやマナーの本には書いてあります。でも、大皿に取り箸を置こうとすると、必ず、縁に渡すように置くことになってしまいます。これはマナー違反にならないのでしょうか?
食べる人のお茶碗や取り皿にお箸を渡すと「食事はもういりません」というサインになりますが、大皿の縁に取り箸を添えるのは正解の位置なのだそうです。
お箸の置き方、食器の位置ひとつひとつにも意味があります。知れば知るほど、今までどれだけいい加減な暮らしをしていたかがわかり、反省です。
