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*その10、大皿の取り箸

 今月は「取り箸」を取り入れてみました。
 今まで我が家では、大皿に盛った料理に、レンゲやスプーンをそえていました。汁がたれるものや細かくて箸では取りにくいもの限定で。箸でつまめるものについては自分の箸で取っていたのです。
  おかずに取り箸がつくと、自分のお皿に食べる分を取るときも、分量や形に気を配るようになります。

 お箸の使い方にはいろいろなタブーがあります。
 銘々の取り皿や器の縁にお箸を渡すことは「渡し箸」といって、してはいけないルールのひとつだと、インターネットやマナーの本には書いてあります。でも、大皿に取り箸を置こうとすると、必ず、縁に渡すように置くことになってしまいます。これはマナー違反にならないのでしょうか?

 食べる人のお茶碗や取り皿にお箸を渡すと「食事はもういりません」というサインになりますが、大皿の縁に取り箸を添えるのは正解の位置なのだそうです。

 お箸の置き方、食器の位置ひとつひとつにも意味があります。知れば知るほど、今までどれだけいい加減な暮らしをしていたかがわかり、反省です。10kaime.jpg