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*その33、心和むナチュラル

 厳しかった暑さを乗り越えて、体は優しさを求めています。
 味覚も、肌触りも、見た目にもほっとする物とは?今月は8分類の中でいちばん安らかなイメージ、「ナチュラル」を勉強することにします。

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 イメージスケールでは暖色と寒色の真ん中辺りの明るめの中間色が範囲になります。
 色づかいの中心はベージュやアイボリー、黄緑色など、自然の植物、手を加える前の素材を連想する色です。
 手織りの生地や素朴な焼き物など、あまり人工的でない、手になじみやすい食器やグッズは「ナチュラル」に含まれます。
 平和な、のどかな、のびのびした、マイルドな、家庭的な......などの単語が当てはまります。


 白い釉薬をかけて作った手作りの器を持っています。これはばっちり「ナチュラル」でしょう。この器を中心にコーディネートを考えることにしました。
 メニューは薄目の味付けにした水餃子なんてどうでしょうか?枝豆やエビを具に入れると、少し透明になった皮の向こうに優しいピンクとグリーンが透けて見えて、お皿のなかも優しいナチュラルトーンになります。木製のスプーンでいただくことにします。
 クロスにアイボリー系など、生成りのものを合わせると涼しげなイメージになってしまいます。秋に向かう季節ですから、テーブルのベースカラーには暖かみを感じるように、オレンジ色が少し混ざったクロスを用いようと思います。

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